画像ビューア Massigra の設定
(旧ブログからの移行記事)
画像ビューアMassigraで私が行っている設定を記載します
Windows 10になりましたが、Massigraはちゃんと動作中です。Windows 10デフォルトのアプリである「フォト」も結構使いやすくなりましたけどね!
Massigraとは
画像を閲覧する為のソフトです。Picasaといったクラウド型のビューアや、XnViewといった統合型ビューアなどもありますが、私は画像の"管理"をしたいわけではなくて"表示"をしたいだけなのでMassigraを設定しています。
http://www.massigra.net/
Susieプラグインが使えるのが特徴です。ヘルプの全てを読んだわけでははないので、自分のわかるところだけをとりあえず設定してます。
ファイルの関連付け設定
以下から、関連付け画面を開きます。
関連付け設定を行い、jpg, gif, bmp, pngをMassigraで開くようにしています。

Massigraの設定画面
上記の設定画面から行える箇所を設定していきます。
[バー]設定:タイトルバーをフルパス表示する

私はファイルをフルパスで表示させています。開いた画像の場所を把握しやすいからです。
旧ブログで「フルパス表示ってどうやるんだろう?」と書いていたら、作者様がコメントでフルパス表示のやり方を教えて下さいました。
[全般タブ]設定:多重起動を許可する

人によると思いますが、私は色々なファイルを開くことが多いので多重起動させた方が使い勝手が良いです。
[表示タブ]拡大・縮小アルゴリズムを変更する

拡大方法:Lanczos3
に設定
ここで、拡大や縮小をした時の画像の綺麗さ(なめらかさ)を設定しています。デフォルトの設定は速度重視のアルゴリズムを使っているので、それを画質重視の設定に変更しています。
この設定の補足説明
画像を拡大や縮小をした時は、リサンプリングという処理をして画素値を補間するのですが、その補間方法を設定する画面です。
拡大方法のデフォルトとして設定されている”Linear”は、一般的な画像処理用語でいう"バイリニア補間"のことを指しています(作者さんによる補間アルゴリズムの説明)。
どのアルゴリズムが良いかについては、画像によっても変わるので(曲線がいっぱいの画像とか、急激に画素値が変化する画像かどうかとか…画像の特性で効果が変わる)、一口にコレが最善だ!とは言い切れないのですが… こだわりがない方は私がした設定をしておけばよいと思います。
拡大時の補間方法に選んだLanczos3というアルゴリズムは補間に時間がかかる方法なので、拡大表示が遅く感じる場合はLanczos2系に変えてみてください。それでもまだ遅い場合はデフォルトのLinearに変えればいいと思います!
拡大時補間で選べるSimple(ニアレストネイバー)の方がLinearより早いアルゴリズムではあるのですが、画像を犠牲にしすぎな感がある(画像処理を知らない人でも違いに気づくレベル)ので、速度を重視したい場合でもLinearくらいにしておくのが良いかなと思いますです。
縮小に関しても、時間がかかる場合はデフォルトで選択されていたIntegraに変えればいいと思うです。
Lanczos3は36点で補間を行うアルゴリズムでして、Lanczos2は16点で補間を行う。そのため、Lanczos2はLanczos3より早いアルゴリズムになっています。Lanczos2+0.25 とLanczos2+0.5は、Lanczos2に筆者の独自改良を加えたらしいので正直細かいことはよくわからないのですが、たぶんLanczos3よりは早いはず。
ちなみにLinear(バイリニア)は周囲4点を線形補間するだけなのでもっと早いです。
Simple(ニアレストネイバー)は、補間したい位置と最も近い画素位置の値をそのまま取得してくるだけですから、一番はやいのですがちょっとジャギー(ギザギザ)がキツい画像になりますね~。
アルゴリズムには筆者の独自の改良が入っているようですが、大枠は合っているはずです。
一概に、補間に用いる画素数が多ければ綺麗というわけでもないのですが、ここらへんは補間の仕組みを知ってる人じゃないと画像特性にあわせて使い分けるのはムズかしいですね…。
Susie Pluginの導入方法
MassigraはSusie Pluginを使えるので設定をします。
Plugin格納フォルダの作成
まずはSusie Pluginを入れるフォルダを用意します。Massigraと同じ場所に置くのが管理上楽で良いかと思います。

Susie Pluginの設置
例えば、MassigraでPhotoshopのファイル.psdを開けるようにするPluginを導入します。以下サイト「PSD Susie Plug-in」を入手します。
http://toro.d.dooo.jp/slplugin.html#iftpsd
その後、展開した「iftpsd.spi」ファイルを先ほど作成したフォルダに入れます。

Massigraの画面に戻り、プラグイン設定を開きます。
SusiePluginsフォルダを指定して、iftpsd.spiを有効化します。

これで、psdファイルがMassigraで読み込めるようになります。
他のSusie Pluginの導入
他のSusie Pluginについても、同じ方法で導入することができます。
zipとrarの書庫を開けるSusie Pluginとかは入れておくと便利かなと思います。
以下のサイトのように、色々とSusie Pluginを纏めてくださっているサイトがあるので、必要なプラグインを探して導入してみてください。
http://m-footmarks.blogspot.jp/2009/04/susie.html
尚、相性の悪いプラグインとかがあったりするので、作者様のサイトも要チェックです
Susie Plug-in 対応状況 – (画像ビューワ「MassiGra」公式ヘルプ)
他のアプリで開く設定
以下サイトを参考に、Massiraで開いている画像を、他のアプリに送る設定をします。
http://tennenshiba.okoshi-yasu.net/freesoft/main/massigra/index.html

「実行ファイル名」に起動したいソフトの場所を入力すればOK。Clip Studio Paint Proは私の場合は以下にインストールされています。
C:\Program Files\CELSYS\CLIP STUDIO\CLIP STUDIO PAINT\CLIPStudioPaint.exe
Photoshop CS6(64bit)に送る場合は以下の様な感じ。

C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CS6 (64 Bit)\Photoshop.exe
キーボードショートカットで他のアプリを開けるようする
先ほど指定したアプリを、キーボードショートカットで開けるようにします。
[キー設定]からキーボードショートカットを確認します。
![[右クリック]→[その他]→[キー設定]](https://yutorinote.com/wp-content/uploads/2016/01/massigra14.png)

先ほどは(1)と(2)に登録したので、これを見る限り、Ctrl+1でClip Studio Paint Proが起動、Ctrl+2でPhotoshopが起動するみたいです。
というわけで、起動してみます。以下のようにMassigraでひよこちゃんを開きます。

ここでCtrl+1を押すと、以下のようにClipStudioにこの画像が送られ、起動します。

同様に、先ほどのMassigraの画面でCtrl+2を押すと、Photoshopが起動します。

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