イールドカーブコントロールもあるし、個人向け国債(変動10年)の購入は控えることにしました

2016年11月2日金融ニュース雑談

10年変動型個人向け国債の購入を控えることにしました。

正確に言えば、購入額をかなり減らし、その分株式にお金を回していきたいと思っています。

 

 

10年変動型の個人向け国債そのものは非常に良い商品だと思っています。

銀行預金は1000万円までしかペイオフされませんが、国債であれば当然全額国家の保証がつきます。直近2回分の利子相当を払うだけで中途換金が可能であり国が買い取ってくれる為、気兼ねなく引き出せる。利子相当を払ったとしても銀行預金より利率が有利になる可能性は高い。実質的に短期金利商品といえる側面があるのにクーポンは10年固定金利に連動する。個人が使いやすいようによく考えられた設計だと思っています。

更にいえば、公社債等の税制改正により、損益通算が可能である(銀行預金は損益通算はできず源泉徴収された税金は取り戻せません)。

銀行に預けるくらいならこの国債を買ったほうが良い。

 

…とは思っているですが。。

現在は最低保証の金利0.05%の状況なのですよね。

そういう意味では、本来はもっと低い金利がつくべきものに0.05%の金利がついているのでお得といえばお得なんですが…笑

正直、金利がここまで下がってしまうと、MRFだろうがMMFだろうが銀行預金だろうが国債だろうが、団栗の背比べにも程があるんですよね。

この金利ではスズメの涙程度の差。

億万長者であればこの利率でも違いは出てくるのですが、私のようなパンピー程度の資産規模だと、利便性を考えて銀行預金で良いんじゃないかという気さえしてきます。

というわけで、アセットアロケーションのバランスを崩し、国債の購入額を落として株式の購入を増やそうと思っています。

 

日銀がイールドカーブのコントロールを発表して、10年物国債の固定金利を0%程度に固定してスティープ化を目指している今、3年/5年/10年物の金利が上がっていく未来もあまり見えないですしね…。

yield-curve

市況が変わったらまたその時考えます。

 

経済に実質的にインパクトするのは短気~中期の国債だと考えられる為、そこの金利は低く抑える方針なんですよね、日銀は。その一方、マイナス金利による収益源に悩む金融機関が利ザヤを確保できるよう、長期や超長期の金利を上げたいということですね。

 

市中発行国債の9割を保有するのが日銀ですから、彼らの動向は相場にインパクトを与える話ではあります。

今のところ、10年物国債の固定金利は-0.1%~0.0%の間で推移しているので、宣言通りということになっています。

 

しかし、狙いであった長期の国債の金利は上がるどころか下がってしまい、スティープ化は難航している状態。

やはり、利回りの出る超長期の国債へシフトしてしまうのでしょうね。さらに言えば、インフレターゲット2%の達成がなかなかなされていない現状、日銀はさらにインフレ2%の姿勢を緩めていないわけです。さらに緩和がなされる可能性を懸念すると、0%で固定される10年より長期の国債に買いが集まる。そこらへんも金利が上がらない一因なのかもですね。

そのような状況下、残存期間が10年を超える国債の買い入れの減額を日銀は決めたわけですが… 日銀が国債を発行できるわけではなく、せいぜいできるのは買いを控えることくらいですから、どの程度影響を与えられるか。

 

いずれにせよ、日銀は長期・超長期は金利を上げようとなんとか足掻くと思いますが、10年以下の国債はあまり期待できなさそうだなと思い中。

個人向け国債に関して言えば、しばらく最低保証金利が続くのでしょうね~。