つみたてNISAのやり方と制度を整理。感想

2017年7月6日株・投資信託

17年3月27日の通常国会で可決された改正税法により、『つみたてNISA』制度が18年1月1日から導入されることとなりました。

本業が忙しくて本制度の情報収集を一切していなかったのですが、情報が散乱しているようなので自分用に一旦整理してみました。

ちなみに正式名称は「積立NISA」ではなく「つみたてNISA」だそうです、どうでもいいですね笑

利用可能年齢 20歳以上
運用方法 積立
非課税投資枠 上限40万円/年 (未使用分の繰越は不可)
非課税期間 20年間
制度利用可能期間 2018年開始、2037年終了
(40万円/年×20年間で最大800万円投資可能)
途中引き出し 可能
非課税対象 分配金、値上がり益
投資対象商品 金融庁が定めた要件を満たした商品(投資信託、ETF)
非課税枠内でのスイッチング 不可(既に使用した非課税枠内でスイッチングを行うことはできない。新たな非課税投資枠を利用する必要がある)
分配金再投資 分配金自体は非課税だが、分配金を再投資する場合は、新たな非課税枠を消費する。
損益通算 不可

とりあえずこんな感じかな。非課税期間などは違いますが、非課税枠の性質自体は現行NISAと似てますね(損益通算できないとか、そういった点が)。

現行NISAだの、ジュニアNISAだの、つみたてNISAだの、ただでさえややこしい非課税口座が乱立されている状態/(^o^)\ こうなっているのも現行NISAがイケてないからだと思うのですが… 現行NISA口座の非課税期間と利用可能期間を恒久化するのは難しいんでしょうかね…。

つみたてNISAのはじめかた

2017年10月1日から手続きが開始するという点だけ確定しています。

我々投資家は「現行NISAとつみたてNISAのどちらを利用するのか」を選択する必要がありますが、この申請方法については現時点でまだ確定情報がありません。

とりあえず証券会社のアナウンスを待つしかありません。

少なくとも、現行NISAを既に利用している人は、早いところ金融機関にマイナンバーを提出しておくのが吉です。マイナンバーを提出していれば、10月1日付けで「非課税適用確認書」を提出したものとみなされるので、めんどうくさい書類手続きは不要になります。

つみたてNISAに対する感想

要するに以下のような設計になっています。

  • 年40万円まで投資できる。
  • 非課税期間は20年間
  • 投資対象商品を金融庁が激選している

非課税期間20年間でもまだ短いと私は思いますが、現行NISAに比べればまだまともに運用できる制度だと思います(現行NISAは非課税期間が5年です。論外)。

特に、投資対象商品を金融庁が制限している点が面白いです。日本人が好きな「おすすめ商品」を金融庁が選定してくれる。投資をしたことがない層にも広めていきたいという金融庁の意志を感じますね。

投資対象商品に課せられる要件について、金融庁のレポートも読んでみましたが、「長期」「分散」「積立」を見据えた要件になっていますね(一部違和感ある箇所もありますが)。低信託報酬のインデックス投資による国際分散投資を推奨してそうな感じ。

つみたてNISA制度の注意点

  • 損益通算できない
  • 分配金の再投資は新たな非課税枠を消費する (分配金を出さないファンドを選ぶのが吉)

特に損益通算については考慮が必要ですね。NISA口座というのは儲かることを前提にした仕組み、損を出した時のことは考えられていない。NISA口座で損失を発生させてはいけません(と、口でいうのは簡単ですけどね…笑)

分配金についても、NISA口座は分配を出すような投資信託に向いていませんね。新規枠を消費するとはいえ、非課税ですから普通分配金ならまだ良い。最悪なのは特別分配金を出すようなファンドを選んでしまうことですね。毎月分配型はそもそも商品ラインナップに載ってこないようですが、隔月では載ってくる可能性あるので注意が必要ですね。

どのような商品に投資していくかについては商品ラインナップが確定してから考えることにしましょう。