三井物産が初の赤字転落 資源下落で商社は災難が続きますね~

2016年8月16日金融ニュース雑談

三井物産の株は持っていないのですが、総合商社の株を保有している身としては心配ですね~。明日は連れ安になりそうかな?短期的な値動きとかほんとどうでもいいですけどね!

 

どのニュースサイトも大したこと書いてなかったので、三井物産のニュースリリースを覗いて観ました。

リリース | 減損損失の発生及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ – 三井物産株式会社

 

資源価格が低迷しているので、資源の長期価格を見直して、減損が発生ですね。

価格見直しで発生した減損ではこんな感じみたい。

  • 長期の銅価格を見なおした → チリ銅事業で△1,150億円
  • 長期の石炭価格を見なおした → オーストラリアの石炭事業で△250億円
  • 長期の原油・ガス価格を見なおした → 原油・ガス資産で△150億円
  • 長期の電力価格の見直し → 一部の海外発電事業で△300億円

やはり懸念されていたチリの銅事業が出てきましたね。鉄鉱石事業も懸念されていたと思うのですが、こちらは大丈夫なんでしょうか??

3Q決算時点の時にAmbatovyの減損を公表したわけですが、3Q移行の見通しについても長期価格見通しが甘い設定になっているよねという話は出ていたわけですから、追加減損は十分ありえたわけですが、結構がっつり減損してきましたね…笑

他に大きい所では

  • ブラジルの資源系の持分会社の出資先で減損損失が発生したことで、損失を取り込み△350億円
  • オーストラリアのLNGプロジェクトについて、事業環境の悪化から開発計画が見直され、生産の見通しが遅延 → △400億円

ということみたいです。合計で約2,600億円の減損。

オーストラリアのLNGで開発計画が見直されたというのはどういうことなんでしょう? 結局、開発自体は行うのだと思うのですが何が変わったのでしょうか。遅延してしまった為期待していた収益が減って減損しちゃったよ…という理由だけなら理由としてはなかなかヒドいよねw

 

配当は3Qでの発表と変わらず据え置きみたい。

最近の株主は配当にこだわるらしいですが、配当出そうが出すまいが、赤字の時点で株主資本を棄損しているわけですから、早い所この状況から脱したいところですね!

 

 

じゃぁ、今後三井物産はどうするのか?と説明したのが、以下資料。

 

低商品価格サイクル下における経営の重点施策

  1. 収益力の下方体制強化と底上げ
  2. 投資規律の徹底
  3. 基礎営業キャッシュフローを重視した株主還元

どこに重点的にリソースを割いていくのか資料には色々と書いてありますが、資源低迷がなかたっとしてもこういうこと書いてそうですよねw

「投資規律の徹底」とか、本当にできるのなら資源価格が下がってなくても最初からやっとこうよ!という話ですし。「高付加価値案件を優先」とか書いていますが、今までの投資実行基準は高付加価値の案件を優先するものではなかったのでしょうか…? 今までの投資はどうなってたのだろう。

社内ノウハウで公表できないのでしょうけど、どのように投資のリスクを管理をしているのかわからないと第三者にはもはや何ともいえませんよね~。

資源価格といっても色々あるわけですら、そういった市況や商品の相関性も含めて定量的に管理できているのでしょうか…・?

 

とりあえず現状を好機と捉えて引き続き資源投資は積極的に行っていくみたいですね。資源撤退せよという株主も多いみたいですが、業界に対して実績とコネクションを持っている優位性というのは非常に強いわけで、一朝一夕で築けるものではないので、スポット的な低迷を受けて簡単に撤退しない方がいいとは私は思ってますけどね!

専門商社ではなくて、「総合」商社なのだから、どんなビジネスにでも手を付けていく貪欲さを失ったら彼らは終わりだよね。

商社というのは割りと良いように使われやすい立場ではあるので、そういう状況であればEXITもありなんという感じではありますが… どういう関係性にあるのか、彼らの書いている投資計画書とか経営計画書とか一回読んでみたいところですね~。

「開拓領域」の事業とかは結構おもしろそう。ITっぽいことにもチャレンジしていくみたいですね。

テクノロジー系といえば伊藤忠や住商が強い印象ありますけど、三井も強いんでしたっけ?この前100%に戻したIT子会社の三井情報はそれほど強い印象はないのですが、テクノロジ分野については三井物産のどこにナレッジを持っているのでしょうね~。もう少し詳しくしりたいところですが、でも、こういう姿勢を持つ企業はとても好きです、大事大事。